前回、前々回とお届けした昨年12月の「ソップモエアーツを訪ねる旅」リレー記事も最終回となりました。今回は番外編というべき3日目の自由行動の様子をお届けします。
1日目、2日目と『ソップモエアーツ』に浸った旅の3日目。 バスケット工房の近くにある日本人女性とタイ人の旦那さんが経営されているゲストハウスをチェックアウトしたあと、それぞれの飛行機の時間まではチェンマイ市内で自由行動です。 ![]() ![]() Baan Klang Tong ホームページ (雰囲気や食事だけでなくオーナー手作りのオーガニックのアメニティなど自然素材にこだわられています。 周りは何もない田園風景ですが、リピートしたくなる温かい雰囲気のゲストハウスでした。) とは言え、同じお店でボランティアをしている私たち、趣味趣向が似ているので結局みんなでまずはみんなで毎週日曜日にJJマーケットというところで開催されているオーガニックマーケットに立ち寄りました。 チェンマイはタイの中でもオーガニック野菜のレベルが高いと思うので日曜日ならばここは行きたいところ。 野菜だけでなくパンや、お菓子、お惣菜なども売られていてます。 キリン『ソルティライチ』のCMに出演されていたというターおばさんのベジタリアンなお惣菜をいろいろ買ってちょっと早いお昼ご飯に。野菜の濃厚な味に舌鼓です。 ![]() その後、モン族市場に繰り出してお買いもの。 ![]() ![]() かわいい既製品もありますが、なんといっても民族チックな雰囲気が好きな手芸女子には宝の山。少数民族の刺繍がほどこされた古布のはぎれ、様々な素材の糸や毛糸(色のバリエーションがすごい!)、ビーズ類、チロリアンテープ、山岳民族が彼らの衣装に使う素材などなどバンコクでは手に入らないものがいっぱい。ここでは時間を有効活用するため個人行動でそれぞれ行きたいお店を回りました。 そして最後はやっぱりソップモエアーツチェンマイ店で締め! ![]() ![]() 偶然にもチェンマイ在住の日本人のお客様がいらっしゃって、ソップモエアーツの布で手作りしてくださったステキなバッグを見せていただいたり、チェンマイでの生活の様子を伺うことができました。 このような感じで、それぞれの飛行機の時間ギリギリまでチェンマイを楽しんでバンコクへと帰って行きました。 この2泊3日の旅、普段ではなかなか行くことができない場所に行ってソップモエアーツのことを学ぶことができ、さらにボランティアメンバーの仲がぐっと近づく楽しい旅となりました。ソップモエアーツでボランティアやってて良かった〜‼︎ スポンサーサイト
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前回に続き、バンコク店ボランティアが12月に行った「ソップモエアーツを訪ねる旅」の二日目の様子をお届けします。
その日はメーサリアンの宿を早朝に出発し、再び4時間にわたり車を走らせ、一旦チェンマイへ戻りました。 山あいの村々を眺めながらの楽しい道中。「バナナの木がなければ日本の田舎みたいだね」という話が出るほど、私たち日本人には見覚えのある景色です。一度通った道なので、前日のメーサリアンへの往路よりずっと早く感じます。 チェンマイでは、もちろん!ソップモエアーツのチェンマイ店に立ち寄りました。チェンマイ店は、バンコク店よりずっと広く、吹き抜けになっているので開放感があり、センス抜群の素敵な空間です。バンコク店では見かけない商品もあるので、みなさんもチェンマイに行ったときにはぜひお立ち寄りください! ![]() それにしても、「訪問者」なのに、お店にお客様が入ってくるとついつい「接客」もしてしまう私たち…ボランティアスタッフの性でしょうか…。 お昼ごはんにチェンマイ名物・カオソーイでおなかを満たし、再びバンに乗り込んで、次はサンサーイという場所に移動しました。チェンマイ市内から車で40分ほどのその場所には、ソップモエアーツの活動にご賛同くださったタイの有力者のご遺志で寄贈された土地建物があり、そこでバスケット作りを体験しました。 ソップモエの主力商品のひとつであるバスケット。普段からそのバスケット制作を担当しているカレン族の男性が、途中まで形作ってくれたものに、細い竹を編みこんでくのです。思ったよりむずかしい、、、、手取り足取り教えてもらいながら、気持ちの良い天候の中、おしゃべりしながら編んでいると、いつのまにやら、お店で見慣れた美しい籠の形になっているではありませんか! ![]() ![]() その後、その敷地内にある「燻し小屋」でバスケットを燻してもらい、2週間後にバンコク店で受け取ることに。 バスケット作りの傍ら、自分で選んだ糸で布を織ってもらうという体験もしました。こちらの敷地内にも機織り機が2台あるのです。自転車のパーツを改良した糸巻き機で、自ら選んだ糸を糸巻きに巻いていき、それを横糸にして織子さんが織りあげてくれます。 ![]() 自分だけの色合いの手織り布…なんと贅沢な! この日は、大きな蓮の葉が浮く池のまわりにあるチャーミングなコテージで一泊です。静かな宿で美味しいお食事をいただき、大満足の一日を振り返りながら眠りにつきました。この日に制作体験をしたバスケットや布が手元に届く日が来るのを心待ちにしながら…。 ちなみに、その後、手元に届いた制作物はこの二つです。 想像以上の仕上がりに大満足!! ![]() ![]() 私たちボランティアの、ソップモエを訪ねる旅は本当に濃厚な楽しい学びの時間でした。 せっかくチェンマイまで行ったので、最終日におまけがあります。 次の担当者がまたお伝えしますね。お楽しみに! |
12月15日から17日にかけて、2泊3日でソップモエアーツのボランティア7名で、ソップモエアーツを訪ねる旅に行ってまいりました。私自身も含め、全員現場を訪れるのは初めて。布の製作やバスケットの製作体験など、中身の濃い旅でした。これから3回に分けて今回の旅行についてブログをリレー連載します。ぜひぜひ読者の皆様の感想などもお店にいらしたときに聞かせてください!
まず一日目。午前中にチェンマイ空港で全員集合し、借り上げのマイクロバスで一路メサリアンへ。田舎に行くの久しぶり!ついに写真でしか見たことのない織物センターに行ける!とワクワクしながら旅が始まりました。 途中、チェンマイから1時間半ほどのパダ・コットン・ミュージアムを訪問。バーン・ライ・パイ・ガーム(「美しい竹の家」という意味だそうです)の竹に囲まれた道を抜けると、そこには古い大きなタイ式家屋。1940年代から全て自然の素材を使って綿織物を始めた故ダーおばさんの自宅兼工房が博物館として残されています。(*)北タイの手工芸文化の豊さを感じながら、メサリアンへの道は続きます。 ![]() パダ・コットン・ミュージアム この後ランチ停車したホッドという町を出ると、山岳的風景が目の前に。あの山の向こうはミャンマーかー(本当は違うそうですが)、昔の人はどのくらいの時間をかけて移動してたんだろう、などと想像しているうちに急な山道を登り始めました。山道を登ったり下りたり2時間ほどしたところで、メサリアンの町に入り、織物ブラウスを着て歩く男性二人組を目撃。「カレンブラウス着てる!!」というボランティア一同の感嘆の声がご想像いただけるでしょうか。男性たちにとっては普段着なのでしょうが、カレン族の村にやってきたのだ、という実感が沸き上がってきた瞬間です。 そして本日のハイライト、メサリアン郊外のソップモエアーツ織物センターへ。屋根と床だけの200平米ほどのスペースに、機織り機が並んでいるシンプルな工場、といった感じです。その日、機織りをしていたのは5-6名の女性たち。近づいてみると、お店で見慣れた布たちが織機のなかで仕上げられていく途中です。機織り機は足踏み式で木材や竹を使って組み立てられたもの。 ![]() メサリアン織物センター ![]() ![]() 機織り中の女性たち 横糸を走らせながら器用に足で経糸を操作して織り上げていく姿は、難曲に挑むピアニストか高度IT技術者か。これまでたくさん写真を見たり話を聞いたりしても、ソップモエの布とヤワラーで売っている布の違いはその完成した布そのものの質の比較でしか考えることができなかったのですが(すみません)、こうして時間をかけて布が織りだされている、そしてこの布はソップモエのお店のためだけに作られている、ということが他の何事にも代えられない価値だったのです。 ![]() ![]() 複雑な作業を経て生まれる織物たち 何百本もある経糸を結び付けるための気が遠くなるような細かな作業を続ける人もいれば、100個にも及ぶ糸巻きを並べて機に経糸をかけている人もいました。こうした作業から生まれてくるソップモエの商品により敬愛の念を以て接していきたいと思いました。 ![]() そのうち、カレンブラウスと鮮やかな織の巻きスカートをまとった年配の女性が参上。何重ものビーズの首飾りやピアスなど、あまりにも素敵で彼女をモデルに大撮影大会の開始。この後織子さんたちの住居の様子も見せてもらいました。ソップモエの布を織って得た収入で家を立てたそうです。先ほどの年配女性のおうちに呼ばれて、他のブラウスやスカートも着て見せてもらい、カレンファッションを堪能しました。 ![]() カレンブラウスで登場した女性にいろいろ質問中 ![]() 着替えて見せてくれました メサリアンの夜は、地元レストランでのおいしい夕食の後、川沿いのホテルで静かに更けていきました。さて明日は、チェンマイ郊外のサンサイでバスケットと布のワークショップ。次の担当者にバトンタッチです。お楽しみに! *「タイ工芸の里紀行」参照(www.mekong.ne.jp/books/travel/030801.html) |
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